遺作（2022年7月に旅立ちました）

今年もあと僅かとなりました。父の代理でこのブログを投稿させていただいております。ご報告が遅れ大変恐縮なのですが、このブログの執筆者、「武蔵野独歩」が、7月末に永眠いたしました。心不全でした。遺品整理をする中で、このデジタル遺産をどうするか悩んだのですが、やはりこういった形で、新年を迎える前にご報告した方が良いのでは、という結論に至りました。

遺作となりましたが、上のカワセミの写真は2018年3月ごろに父が撮影したものです。父はPENTAXマニアでしたが、この写真はCanon 7D mark II + 70-300mm f4-5.6で撮影したようです。場所は南沢氷川神社の近くの落合川だと思われます。ハードディスクに入った膨大なデータからこの１枚を見つけました。

十数年前に咽頭癌で声を失ってから、カワセミ撮影が父の生きがいでした。生前、父に「どうして、カワセミなの？」と聞いたことがあるのですが、ビバボイスと呼ばれる、発声補助装置を喉に当てながら、「鳥は何も喋らないから」と辿々しく答えていたのを覚えています。

もともと寡黙な父でしたが、この膨大な写真データを見ていると、心の中で、鳥たちとたくさん会話をしていたような気がします。そして、このブログの読者の皆さんにもたくさん話しかけていたのですね。薄情な息子は、父の生前、あまりこのブログを読んでいませんでした。今更ながら、このブログを通して、父と対話している気持ちになっております。

父のブログをこれまで読んでいただき、本当にありがとうございます。これほど長く投稿し続けられたのも、読者様の応援があってこそだと思います。父に代わり、心からお礼申し上げます。

あと、12時間ばかりで新年ですね。どうか良いお年をお過ごしください。

2022年12月31日　「武蔵野独歩」の息子

生前、父は2つのブログランキングに参加していたようです。
厚かましいお願いですが、供養になりますので、よろしければ、下記2つのバナーのクリックをお願い致します。



鳥ランキング


にほんブログ村