カテゴリ:写真機のレストア( 8 )

オールドPENTAXカメラの個人博物館が来週オープン!

朝からの小雨が午後には上がりましたが散歩は休み、PCのストレージ内の写真等の整理やバックアップの見直しなどをしました。

従って、今日は少し脱線して、カメラの話題にしたいと思います。


現在は休止状態ですが、私の趣味の一つに古PENTAXカメラの「レストア」があるという記事は既に書きました
数年前、縁があって何台かの古PENTAXカメラの修理をお手伝いしたコレクターの方が、この度、長年かかって収集した古カメラを展示する私設の博物館を、3月15日にオープンするというご連絡を頂きました。
今日は、このカメラ博物館についてご紹介したいと思います。

館主の増野さんは、現在栃木県の茂木町在住ですが、嘗ては同県の益子町にも事業所のあった旭光学工業㈱(ペンタックス㈱の前身、現リコーイメージング㈱)に勤務され、その後もPENTAXと共に過ごしてこられたかたです。
同社はご承知の通り、日本初の一眼レフカメラ「アサヒフレックスⅠ」、世界初のフラッシュ内蔵オートフォーカス一眼レフカメラ「SFX」を発売するなど、高い技術開発力を誇っていた会社です。
高校1年の時にお父さんにPENTAX SPを買っていただいた時以来の、名実共にPENTAX党でいらっしゃいます。

在勤中から長年掛かって収集した古カメラはPENTAXを中心に約1,800台、写真集は5,000冊あまりとのことで、全てを展示してはおられないようですが、収集の規模は個人コレクターとしての枠を遙かに超えています。
自前の展示館を持ち、皆さんに見ていただくということは長年の夢で、既に悠々自適の現在、夢を実現するためにオープンに踏み切ったとのことです。
今回の博物館のオープンに先立ち昨年、同地に写真集を中心とした展示場「写真はうす」をオープンしており、今回はカメラを中心とした展示場「カメラ博物館」のオープンにも漕ぎ着けたもののようです。
また、自身も写真を写され、’72、’75、’77年には個展も開いた実績もお持ちです。

概要は下記の通りです。

展示場名:「カメラ博物館」および「写真はうす」
所在地:〒321-3707 栃木県芳賀郡茂木町小深101-2
館 主:増野 茂さん
開館の時間帯や休館日など:
  時 間:10時~17時
  入館料:無料
  休館日:特に定めなし。
    但し、不在の日もあるので来館する時は、必ず事前に電話で確認して下さい。
    電話番号:0285-61-1650

その他:3月15日のオープンに先立ち、ブログ「アサヒ ペンタックス Sシリーズカメラ博物館」に訪問記事が紹介されています。

今回のカメラ博物館オープンに先立ち、昨年開いた写真集中心の「写真はうす」の内部です(レイアウト等は変わっている可能性があります)。
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3月15日開館予定の「カメラ博物館」の内部
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【追記】
インターネットで検索したところ、下記のブログにも紹介されていました。
Naokiの居酒屋日記
尚、3月20日発売の月刊誌「日本カメラ」にも紹介記事が載るようです。


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by Musashinosampo | 2015-03-08 18:49 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(0)

ペンタックスSVへのシャッター幕の取り付け手順

雨のため散歩はお休みしました。

従って、ペンタックスSVのレストア行程の最後の「シャッター幕の取り付け手順」をアップいたします。
ご興味のない方はスルーしてください。

ペンタックスSVへのシャッター幕の取り付け手順

過日のペンタックスSV用「シャッター幕作成手順」に引き続き、「シャッター幕の取り付け手順」について説明致します。
SV以前のSシリーズへの取り付けに付いても共通です。

(1)準備として、布幕をカメラのロール間に通すためには、リードとして次のような紙を使用すると便利です。
この紙は折り込み広告等の少し厚手のものが最適です。
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(2)この紙に両面テープで布幕を貼り付けます。
ゴム引き側がカメラの前面(Sシリーズの1機種は逆のものもある)になります。
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(3)幕をロール間に通す前に、作業性の問題から、シャッターの押しピンをマイナスドライバーで外しておきます。
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(4)後幕を先に取り付けますが、通し方は次の通りです(金属ポールとの関係要注意)。
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(5)スリット金具が大凡次のような位置になるように調整し、リード紙をセロファンテ-プ等でカメラボディに貼り付け、位置を固定します。
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(6)巻き取り軸側は大凡次の様な位置になる筈です。
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この時、重要な事は、フイルムの巻き上操作をした状態で、巻き取り側の軸を時計回りにいっぱい回して置くことです。
尚かつ、戻らないように、ギア間に竹串等の「楔」を噛ませて置くと、作業がやり易くなります。
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(7)先に幕側を、次いでリボンテープ側を、それぞれの軸に貼り付けます。
接着剤はセメダインの「スーパーXブラック」がお勧めです。
この接着剤は硬化に時間が掛かりますが、硬化途中で幕の位置を微調整出来る利点があります。
(8)接着剤がある程度硬化した時点(約10~20分後)で、シャッターを切った状態で、後幕用テンション調節用ネジを反時計方向に回して幕を巻き戻し、接着剤が離れない程度のテンションを掛けます。
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このまま接着剤の硬化(1~2時間)を待ちます。
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(9)次に先幕を取り付けますが、通し方は次の通りです(金属ポールとの関係要注意)。
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(10)後幕と先幕のスリット金具がほぼ重なる状態に、位置を調整します。
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リボンテープ側は大凡次のような位置関係になっている筈ですが、問題がなければ軸に接着します。
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(11) ある程度接着剤が硬化した時点(約10~20分後)で、幕を巻き上げ(フイルムの巻き上げ操作)ます。
底部のギアが次のような位置になるように調整し、幕側を接着します。
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ある程度接着剤が硬化した時点(約10~20分後)で、後幕と先幕のスリット金具が下のような位置関係(赤矢印:カメラの後から見た時)になるように、先幕の位置を微調整します。
先幕のスリット金具が少し見える位置がベストです。
シャッター幕は下図の右→左に走行しますので、先幕のスリット金具が後幕に対して引っ込んでいると、先幕の走行開始時に金具同士が引っ掛かり、先幕の走行開始が遅れる場合があります。
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シャッターを切った状態で、下部のギアが次のような位置関係(ストロボのスイッチがON)になっていることを確認して下さい。
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(追補)
作業中に何度かシャッターを切る必要が出てきますが、下図のようにレバー(黄色矢印)を矢印の方向に押して、シャッタープレート(赤色矢印)を押し下げるとシャッターが切れます。
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この後、可動部に注油を行い、シャッターの走行がスムースであることを確認して、シャッター幕の取り付け作業は完了です。
シャッター速度のチェックは、少し前だったならブラウン管テレビの画面に向かってシャッターを切って見る簡便法があったのですが、デジタルテレビでは残念ながら不可能です。
従って、9月6日に紹介した方法等で調整することになります。

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by Musashinosampo | 2013-10-29 22:08 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(0)

ペンタックスSV用シャッター幕の作成手順

終日曇り空でした。

本日は定期検診の通院のため、散歩はお休みです。
従って「日本の一眼レフの草分け:ペンタックス」注)の古カメラのレストアのお話です。
今回は最も肝心の部分、布製フォーカルプレーンシャッター幕の作成方法についてです。
ご興味のない方はスルーしてください。
注)正確には、ペンタックスの前身、旭光学工業㈱のアサヒフレックスⅠが国産第一号です。

ペンタックスSV用シャッター幕の作成手順

ペンタックスSV以前のカメラの故障は、油切れか、シャッター幕のリボンテープ部分の切断が殆どです。
これらの機種の幕はゴム引き布のゴム品質が良くなかったので、劣化して硬化したため脆くなり、折り切れているのが殆どです。
SPからは幕の材質が変更されていますので、リボンテープ部分の切断は殆どありません。

過日のペンタックスSVの分解手順に引き続き、シャッター幕の作成手順について説明致します。
この幕はSV以前のペンタックスカメラにも使用可能(S2迄は確認済み)です。

各幕の寸法は次の通りです。
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リボンテープの長さは3~5mm糊代を見込んでカットします。
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スリット金具は、故障したカメラの幕に付いていたものを丁寧に取り外して使用するか、アルミ缶の胴部から切り出し、塗装して使用します。
無水エタノールを使用すると、使用している接着剤が熔融するので簡単に外せます。
スリット金具の幕が入る側はマイナスドライバーなどで、少しこじ開けておきます。
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幕にリボンテープを「重し」などをして、しっかり貼り付けます。
接着剤はセメダインの「スーパーXブラック」が乾燥後も弾力性が残り、非常に使い勝手が良い様です。
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幕とリボンテープの接合部分に、幕を挟み込むようにスリット金具を貼り付け(接着剤がはみ出さないように最少量使用-金具が外れなければ良い程度)ます。
接着剤が幕面に付着すると幕の走行に問題を生じます。
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貼り付ける時、下記のような締め付け具を使用すると、スリット金具をきれいに取り付ける事が出来ます。
スリット金具に凸凹や曲がりがあると、幕の走行に問題が生じます。
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スリット金具の部分をプラスチックフイルム(乾燥後剥離が容易)などで挟み、強く締め付けます。
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幕及びリボンテープ(3.5mm幅を使用)は「ジャパンホビーツール」から発売されており、ビッグカメラやヨドバシカメラ等のネットショップ等でも入手可能です。

次回は機会を見て、カメラへの取り付手順について、ご説明致します。

前ブログ「武蔵野散歩」の「古カメラの話」もご覧下さい。

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by Musashinosampo | 2013-10-22 21:30 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(0)

Takumarレンズの分解手順

本日帰省先から戻りました。
散歩には出掛けることが出来ませんでしたので、Pentaxのレストアシリーズ第5弾として、SV、SP時代の標準のTakumar 50mmレンズの分解手順についてアップいたします。
ご興味のない方はスルーしてください。

Takumarレンズの分解手順

ペンタックス一眼レフ創生期の頃の50mm標準レンズは構造的に何種類かある様ですが、このレンズは構造が比較的安定した時期のものと思われます。
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①レンズの分解に必須な特殊工具は下記2点です。
吸盤オープナー
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カメラオープナー
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ネジ類や枠等はニスにて固定されていますので、無水アルコールで溶解後外すと容易に外れます。

②吸盤オープナーでレンズ化粧枠を外します。
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③化粧環を固定している3本のネジを外します。
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④レンズユニット固定用の3本のネジを外しますが、ネジを緩める前に、レンズの固定位置に「けがき針」等で印を付け、組み立て時の目印を付けておきます。
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⑤距離目盛り環の位置を∞に合わせ、3本の固定ネジを外します。
 上記同様、環の固定位置に「けがき針」等で目印を付けておきます。
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⑥距離目盛り環を外したヘリコイドの位置を組み立て時のために、けがき針で印を付けておきます。
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⑦3本のネジを緩め、基準点と被写界深度を表示した環を外します。
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⑧絞り環を図の上方にずらして外します。
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この時、クリックストップ用ボールが飛び出す事がありますので、なくさないようしっかり確保します。
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⑨レンズユニットの一番前側のレンズを外します。
 「カニ目溝」に、カメラオープナーを掛けて、反時計方向に回すとレンズ押さえ枠が外れます。
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⑩後玉ユニット(外側のカニ目)を外します。
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⑪後玉ユニットの前側レンズ押さえ枠を外し、レンズを外します。
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⑫後玉ユニットの後側レンズ枠を外し、レンズを外します。
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⑬これで、分解は完了となります。
 レンズは中性洗剤を溶かした水で丁寧に洗浄します。
 カビ等は中性洗剤水溶液(溶剤は不要)で十分落ちます。
⑭メカ部分や枠類も超音波洗浄器で洗浄した後、水洗して乾燥機で十分乾燥します。

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by Musashinosampo | 2013-09-24 22:18 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(0)

ペンタックスSV組み立て後のチェックの要点

本日は息子の結婚式のため、散歩はお休みしました。
従って、過日予告しました「ペンタックスSVの作動点検とシャッター速度の確認方法」に付いてご紹介いたします。
ご興味のない方はスルーしてください。

ペンタックスSV組み立て後のチェックの要点

(1)組み立て完了後の主なチェック項目は下記の通りです。
 ①シャッタースピード(調整方法は下記(2)をご参照下さい)
  先、後幕の走行速度調整(先、後幕の走行速度があまり離れ過ぎないように)
  シャッター速度の調整
 ②フイルムカウンター
  カウント状態の確認
  裏蓋を開けるとカウンターは初期化されるか
 ③巻き戻しボタンは正常に機能するか
 ④ストロボは発光するか(X接点)
 ⑤セルフタイマーは正常に機能するか
 ⑥レリーズボタンは機能するか
 ⑦フイルム巻き戻しクランクは機能するか
 ⑧レンズを装填して自動絞りが正常に機能するか
 ⑨B、Tシャッターの作動は問題ないか
 ⑩巻き上げ表示の指示は正常に機能するか
 ⑪外観(貼り革の剥がれ等)
 ⑫モルトの状態
 ⑬その他
(2)シャッター速度及び先、後幕の走行速度の調整方法
 ①写真機の前方から光を当てて、簡易測定器にて測定します。
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この測定器はクラシックカメラのレストアを趣味としているkinaさん(現在検索しても見当たりません)という方が回路を組み立て、札幌(だったと思います)のカメラ店が組み立てキットとして商品化したものです。
先幕、後幕の走行速度とシャッターの開いている時間を測定出来る優れものです。
左側が測定表示器本体、右側が検知部(受光器)です。
検知部の木製枠の内側に、対角線上(縦または横走行の2種のフォーカルプレーンシャッターに対応するため)に2つの受光穴が開いています。
この2つの穴にセットされたフォトトランジスタが光を検知した時間差を測定します。
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 ②先幕、後幕の走行速度調整の方法
写真機下部の2つのラチェットギアで行います。
下の写真の下部のギアが先幕用で、上部が後幕用です。
時計方向に回すと速度が増します。
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③低速域のシャッター速度調整
低速域はスローガバナーがシャッター速度を制御しています。
この域のシャッター速度は、スローガバナーが本体と連結する部分の結合の深さを変えることにより行います。
スローガバナーの固定ネジの締め付け位置を変えて、連結深さを浅くするとシャッター速度が速く(限度があります)なります。
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少し急いで記述しましたので、間違いがあるかも知れません。
後日、修正する可能性もありますので、ご了承下さい。


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by Musashinosampo | 2013-09-06 23:16 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(0)

ペンタックスSVの組み立て手順

今日も良く晴れ暑い日でしたが一時ほどの勢いは無く、秋の気配が感ぜられました(約2,900歩)。

今日も4時頃からカワセミポイントへ詰めましたが、これまでとは違い羽繕いもストレッチ体操も殆どせずに、ただジーと佇んでいました。
どうしたのでしょうね。
従って、目新しい写真が撮れなかったので、先日分解したペンタックスSVの「組み立て手順」をアップしてみます。
ご興味のない方はスルーしてください。

ペンタックスSVの組み立て手順

①主要回転・摺動部分への注油
スローガバナーやミラーボックスの可動部への注油も忘れずに。
使用する油は回転部には精密機械油、摺動部にはモリブデングリースが望ましい。
油の量は控えめに、流れ出ない程度で十分です。
(巻き上げレバーは作業上シャッター操作等必要なので、仮付けしています。)
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②裏蓋溝にモルトを貼り付ける
使用するモルトは糊付きが使い良い。
1.5~2mm厚みのものを1.5~2mm幅にスリットして使用。
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③スローガバナーの取付け
スローガバナーのセットする位置で、スローシャッターの作動する時間が変わるので、スロー域のシャッター速度の調整に利用出来ます。
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④ミラーボックスの取付け
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⑤フラッシュ接点用配線取付け
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⑥シャッターボタン軸との噛み合わせの確認
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⑦ファインダー(プリズムユニット)の組み立て
ファインダーレンズの取付枠に、クッション材(モルトなど)を貼り付けてレンズを固定する。
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左右及び底部のプリズム押さえ板の取付け
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プリズムの取付け
左右のネジを締め付けすぎると、プリズムが割れるので要注意。
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ミラーボックスに、コンデンサーレンズとフレネルレンズ(刻み筋のある側を上側に)を取付け、押さえ枠をセットする。
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プリズムユニットをミラーボックスに取り付ける。
(巻き上げレバーとシャッター速度設定ダイヤルは作業上必要なので、仮付けしています。)
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プリズムカバーを取り付け、スプリングで固定する。
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⑧フイルム巻き上げ装置の組み立て
スプリングの状態は下図の程度。
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トップカバーの取付け
事前に、シャッターボタンを忘れずにトップカバーにセットして置く。
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巻き上げレバーを取り付ける。
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フイルム巻き上げカウンター部の組み立て
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ナットを締める特殊工具(適当な金属板を使用して自作)
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ラチェットギヤを下図の位置関係にセット(裏蓋を開けて作業する)。
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カウンターに初期テンションを付与する。
中央のねじ穴に精密ドライバー等を差し込み、半時計方向に約半回転するとストッパーに当たるので、ギヤを少し浮かせながらストッパーを通過させた後、ギヤを戻すと下の写真の位置に止まります。
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カウンター銘板をセットする。
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「左ネジ」で固定する。
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カウンターカバーを取り付ける。
アルミ製なのでネジ部は脆弱です。
締めすぎないこと。
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⑨シャッター速度設定ダイヤルの取付け
BとTの位置でシャッター速度と指示の関係を判断する。
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⑩フイルム巻き戻し部の組み立て
セルフタイマーダイアルの取付け
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フイルム巻き取り軸の取付け
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ナット締めの特殊工具(市販)
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巻き戻しクランクは軸の「マタ」にドライバー等を差し込み、クランクを時計方向に回すと固定できます。
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⑪フロントカバーとボトムカバーの取付け
フロントカバーのスペーサーを忘れずに取り付ける。
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⑫完成
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次回は、作動点検とシャッター速度の確認です。

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by Musashinosampo | 2013-08-28 22:05 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(2)

ペンタックスSVの分解手順(2)

昨日より続く・・・

ミラーボックスの取り外し。

フラッシュ接点用配線を外します。
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ミラーボックス取付け用上部ネジ2本を外します。
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シャッターボタン軸との噛み合わせ関係
組み立て時に必要です。しっかり確認して置いてください。
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ミラーボックスの下部取付けネジ2本を外します。
左側のネジがレバーの陰になる場合は、フイルム巻き上げレバーを仮セットして巻き上げ操作をすると、ネジが見えるようになります。
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ミラーボックスが外れます。
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スローガバナーの取り外し
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下面の2本の固定ネジを外します。
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プリズムの取り外し
プリズムカバー固定用スプリングを外します。
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プリズムユニットは3本のネジで固定されています。
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コンデンサーレンズ及びフォーカシングスクリーンにキズを付けないように、取り扱いは慎重に。
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プリズム取付枠の両側のネジを緩めるとプリズムが外れます。
再度組み立てる時には、ジを締め過ぎてプリズムを割らない様に細心の注意が必要。
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ファインダー用レンズも取り外します。
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分解した部品一覧
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ミラーボックスはこれ以上分解不要。
但し、ミラーが腐食して実写に支障があると判断した場合は、交換する場合もあります。

シャッター幕について
ペンタックスのSPより前の機種の故障の大部分は、油切れとシャッター幕のリボンテープ部分の切断です。
これらの機種のシャッター幕は薄いゴム引きの布を使用していますが、ゴムが劣化硬化して折り切れているのが殆どです。
今回分解したSVは幕が既に交換修理済みのため、そのまま使用出来るので交換は不要でした。
何れ機会を見て、シャッター幕の作り方と張りつけ方についても、ご紹介したいと思います。

この後、各ユニット毎に超音波洗浄機にて中性洗剤を使用して水洗を行います。
洗浄後は防錆のため放置せずに即、強制乾燥(50℃前後で24~48時間)を行います。
乾燥機はネット・オークションにて500円で入手した、食器乾燥機を改造して使用しています。

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by Musashinosampo | 2013-07-30 21:00 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(0)

ペンタックスSVの分解手順(1)

これまで余り話題にしたことはありませんでしたが、私の趣味の一つに古カメラのレストアがあります。
古カメラと言ってもペンタックスの機械式カメラ限定で、電子化されたものは対象外で、せいぜいSPまでです。
今回は分解手順を2回に分けてご紹介いたしますが、機会を見つけて組み立て手順も追ってご紹介したいと思っています。
ご興味のない方はスルーしてください。

ペンタックスSVの主な仕様

35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックス
ファインダー:ペンタプリズム固定
シャッター:機械式布幕横走りフォーカルプレーン
シャッタースピード:T・B・1~1/1000秒
マウント:M42(PK)
発売:1962年
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カバー類の取り外し。

ネジ類がニス止めになっている場合があります。
無水エタノールを注射器などで注入すると、ニスが融けて容易に外せる場合があります。

カウンターキャップの取り外し
 キャップ側面の3本のネジを緩めるとキャップは外れます。
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カウンター目盛り盤の取り外し
 中央のネジ(唯一の左ネジ)を外します。
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ラチェットギヤの取り外し
ボディ裏蓋を開けるとラチェットの噛み合わせが外れるので、ピンセットで容易にギアが外せます。
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ラチェット歯止めの取り外し
 中央のナット(特殊工具が必要)を外して「爪」とケーシングを外します。
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フイルム巻き上げレバーの取り外し
 2本の固定ネジを外す。
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シャッター速度調整ダイヤルの取り外し
 ダイヤル側面の3本のネジを緩めるとダイヤルは外れます。
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フイルム巻き戻しレバーの取り外し
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フイルム室のパトローネ・マガジン固定軸の「また」にドライバーなどを差し込み、レバーを半時計方向に回すとレバーは外れます。
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セルフタイマーハンドル(ダイヤル)の取り外し
 ハンドル内の3本のネジを外すと外れます。
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トップカバーの取り外し
 上面カバー両端2本のカバー固定ネジを外します。
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背面2本のカバー固定ネジ(ネジの無いものもあります)を外します。
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フロントカバーの取り外し
 フロントカバー固定ネジ4本を外します。
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スペーサーが入っている場合は再組み立ての時のために、位置関係を明確にしてセロテープなどに貼り付けて保存します。
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ボトムカバーの取り外し
カバー両端にある2本の固定ネジを外します。
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(続く・・・)

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by Musashinosampo | 2013-07-29 21:00 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(4)