ペンタックスSV用シャッター幕の作成手順

終日曇り空でした。

本日は定期検診の通院のため、散歩はお休みです。
従って「日本の一眼レフの草分け:ペンタックス」注)の古カメラのレストアのお話です。
今回は最も肝心の部分、布製フォーカルプレーンシャッター幕の作成方法についてです。
ご興味のない方はスルーしてください。
注)正確には、ペンタックスの前身、旭光学工業㈱のアサヒフレックスⅠが国産第一号です。

ペンタックスSV用シャッター幕の作成手順

ペンタックスSV以前のカメラの故障は、油切れか、シャッター幕のリボンテープ部分の切断が殆どです。
これらの機種の幕はゴム引き布のゴム品質が良くなかったので、劣化して硬化したため脆くなり、折り切れているのが殆どです。
SPからは幕の材質が変更されていますので、リボンテープ部分の切断は殆どありません。

過日のペンタックスSVの分解手順に引き続き、シャッター幕の作成手順について説明致します。
この幕はSV以前のペンタックスカメラにも使用可能(S2迄は確認済み)です。

各幕の寸法は次の通りです。
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リボンテープの長さは3~5mm糊代を見込んでカットします。
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スリット金具は、故障したカメラの幕に付いていたものを丁寧に取り外して使用するか、アルミ缶の胴部から切り出し、塗装して使用します。
無水エタノールを使用すると、使用している接着剤が熔融するので簡単に外せます。
スリット金具の幕が入る側はマイナスドライバーなどで、少しこじ開けておきます。
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幕にリボンテープを「重し」などをして、しっかり貼り付けます。
接着剤はセメダインの「スーパーXブラック」が乾燥後も弾力性が残り、非常に使い勝手が良い様です。
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幕とリボンテープの接合部分に、幕を挟み込むようにスリット金具を貼り付け(接着剤がはみ出さないように最少量使用-金具が外れなければ良い程度)ます。
接着剤が幕面に付着すると幕の走行に問題を生じます。
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貼り付ける時、下記のような締め付け具を使用すると、スリット金具をきれいに取り付ける事が出来ます。
スリット金具に凸凹や曲がりがあると、幕の走行に問題が生じます。
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スリット金具の部分をプラスチックフイルム(乾燥後剥離が容易)などで挟み、強く締め付けます。
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幕及びリボンテープ(3.5mm幅を使用)は「ジャパンホビーツール」から発売されており、ビッグカメラやヨドバシカメラ等のネットショップ等でも入手可能です。

次回は機会を見て、カメラへの取り付手順について、ご説明致します。

前ブログ「武蔵野散歩」の「古カメラの話」もご覧下さい。

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by Musashinosampo | 2013-10-22 21:30 | 写真機のレストア | Trackback | Comments(0)
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